還暦祭 女子プロ

後楽園ホールの還暦祭の大会に行ってきた。

 

女子プロレスは交流が盛んで、他団体選手と試合するのは珍しくないのだが、

今回は普段交流しない団体も集まり、まさにお祭り興行だった。

仲の悪いと噂されるスターダム、アイスリボン、その他団体が集まり試合をした。

 

今回はコロナ対策の一つ開け席ではなく、通常の詰め合わせでぎゅうぎゅうだった。

 

観客も男性のおじさんが多く、スターダムファンが多いイメージだった。

 

 

開幕で、リングアナが挨拶したがその数5人。おまけにレフリーもそれ位いた(4人はいたな)

支配人挨拶では「実は明日が60年目」っと衝撃の真実を暴露

そんな暴露は要らないよ。と思いながら聞き流す

 

 

第一試合、Maria VS 川畑梨瑚

このメンツはいつも観てるので興味深い

川畑梨瑚は、いつものようにダンスして入場。最近調子が良いので今回有利なのでは?

Mariaはマーベラス軍団と入場。ボールを投げて渡してる。

開始して観客がのっているのにMariaは動かず。(これって凄いよね。みんなの熱気を押し止めるんだから)

静かに試合が始まり、内容は忘れたがドローで終わった。

10分では決着はつかなかったか。良い試合だと思った。観客も惜しみない拍手を送った。

 

第二試合、マドレーヌ、ななみ、カノン VS 朝陽、久令愛、松下楓歩

アイスリボンの二人以外は皆知っている。マドレーヌ組が勝つのでは?

フタを開けると久令愛がめちゃめちゃ強かった。マドレーヌも強くなってるね。

最後はカノンが捕まり、久令愛の逆エビでタップ負け。

でも最後目立ったのはマドレーヌ組3人だった。

マドレーヌ最近魅せ方が上手くなって、素晴らしいレスラーになってきた。(魔法少女はどうしたんだろう?)

 

第三試合、宮崎有紀、旧姓広田さくらハイビスカスみぃVS渡辺智子米山香織、真白優希

真白優希は知らないが(アイスリボンは観ていないので)、これはコミカルになるだろう

宮崎組は入場からセコンドを動員してダンスパフォーマンス

試合は予想どうりコミカルな展開で、みぃの歌も披露された。

最後に決めた巨体宮崎のムーンサルトに観客は驚いていた。あと下の真白を気遣う悲鳴も同じぐらい上がった。

ものすごい衝撃だったが真白はレスラーだしチャンピオンだ。たぶん大丈夫だ

宮崎のフォール勝ち。

なんだかんだ盛り上がった試合だった。

 

第四試合、櫻井裕子、海樹りこ、レディC VS コグマ、愛海、大空ちえ

櫻井裕子が印象うすいが後は知っている。コグマ組が勝つだろうと予想

愛海が叫ぶ、いつもの光景だが、皆知らないらしく味方のコグマもビビっている。

試合は愛海を置いて始まる。このメンバーだとコグマは強いと思っていたが意外とだらしない。

強いのは愛海と海樹と大空かな?レディCは存在が薄かった。櫻井もキャリアはあるが他の3人が強すぎた。

皆のフォローを受け、コグマが櫻井から3を奪えた。

勝ち名乗りを上げるコグマに、海樹が因縁をつけていた。負けず嫌いだね

 

第五試合、AKINO、佐藤綾子、ライディーン鋼VS井上京子加藤園子、LEON

AKINO、LEONは知らない選手だ。両方ベテランでいい選手だった。

最初は記念撮影などして和やかに試合は進むが、最後京子が現れると一変する。

ライディーン鋼をトップコーナからぶん投げる!!

バウンドしたライディーン鋼が30センチぐらい浮いたのがびっくりした。

そのまま終わるかと思ったが、皆の助けがありなんとか逃げるが

結局捕まりLEON、加藤園子、そして京子のラリアウトで3を奪われる。

京子強しの印象を与えた試合だった。

 

第六試合、岡優里花、宝山愛VS藤本つかさ中島安里紗

ここでミスティック ヤング フォックス対ベストフレンズが観れるとは

岡はまあまあ強いから後は愛ちゃんガンバレっといったことだろう

黄色は狐のお面で登場、タッグリーグ戦のようでいいね

ベストフレンズは余裕の登場

試合は、やはり愛ちゃんが少し力不足。しかしベストフレンズはベテランらしく若手を引き出す試合をする。

愛ちゃんは頑張っているがまだ届かず藤本にやっつけられた。

 

第七試合、門倉凛、梅咲遥VSうなぎさやか、白川未奈

人気者が揃った試合だ。梅咲の入場のときに半分近くの人が拍手で迎えたようだ。

凛ちゃんは少し大人しかったが根強い人気を感じた。

白川の入場曲がかかるとうなぎ、白川が走ってリングインしてダンスを披露する。圧巻だった

やはりコズエンはこういうパフォーマンスは圧倒的に上手い

試合は始まると白川と凛がリング、青コーナーになぜか梅咲とウナギが・・・???

謎の展開で進むが、入れ替わってリングに凛とウナギ

ビックブーツ対決で大いに盛り上げる。まだ続きが観たいと思ったが梅咲がタッチを要求、素直に凛ちゃんは下がる。

そこから梅咲と白川対決なのだが、場外で凛とウナギがずーと揉めてる。

そのままグダグダな展開で時間切れ。最後収拾がつかずにセコンドが割って入って来た。

ウナギ暴走、白川も続き、梅咲は収められず、ひたすら噛みつかれた凛ちゃん。大変な試合だった。

 

セミファイナル、MIRAI,尾崎妹加VS橋本千紘優宇

尾崎妹加は知らない選手だ。かわいいけど強かった。

MIRAIの入場は、3拍子で迎えられた。(俺は3拍子も、スターダムファンも気に食わない)

しかしだ、橋本千紘のチーム200キロは今回凄かった。

まずは入場パフォーマンス。あいかわらずのパフォーマンスだがみんな新鮮らしく大うけしてた。

試合は橋本とMIRAIのレスリングから始まった。

MIRAIがレスリングで挑んでも、ことごとく潰される。一度返したのだがまた潰される。

次に橋本がMIRAIにヘッドロック。MIRAIがヘッドロックを外そうとしてもことごとく跳ねつける。結局MIRAIはヘッドロックが自力で外せないで終わった。

実力を見定めたのか、優宇にタッチする。

優宇も強いからMIRAIは苦労した。観客も3拍子で応援するが、実力差は開いている

後半橋本一人で試合をコントロールして、客を沸かせた。

MIRAI、尾崎も反撃したが、橋本の危ない場面はほどんど無かったとおもう。

最後はコーナーからチーム200キロ2人でダイビングボディープレス、からのオブライトで見事な勝利をもぎ取った。

気がつけば、観客のほとんどがチーム200キロを応援していた。3拍子が鳴りを潜めていた

やってることは普段のチーム200キロなのだが(少々やり過ぎぐらいだが)、今回特に受けが良かった。

橋本千紘の無いモノは人気だけ。今回沢山の人にアピール出来たんじゃないか

やられたMIRAIは悔しそうだった。(試合内容も、観客の応援も取られたしな・・・)

終わってみると、チーム200キロが、内容も人気も圧勝だった。

今回の大会で一番盛り上がった試合だった。

 

メインイベント、尾崎魔弓、雪妃魔矢、スターライトキットVS野崎渚、SAKI、彩羽匠

豪華なメンバーだ。試合を観るためチケットを買ったようなものだ。

OZアカデミーは観てないが皆わかる。しかし野崎組は皆強いので勝ちは揺るぎないものと見た。

試合開始前から尾崎組の奇襲が始まる。凶器もセコンドも使い反則の嵐で進む。

余りにも混乱しきって、収集がつかなくなり試合になるか心配したが、なんとか普通に試合が進む。

それでも大江戸隊とか桜花などがちょっかいを出してきて、レフリーのTOMMYさんは大忙し。

スタープレイヤーを集めれば、試合は面白くなるというのは幻想だな。自己主張が強すぎてまとまらない。

野崎組も反撃してもう少しで勝てそうだが、相手のセコンドが多すぎて上手くいかない。

最後はコーナーに登ったSAKIが、尾崎の毒霧にやられ、スターライトキットに仕留められる。

 

 

全体としてはとても面白かったのだが、メインと第七試合がちょっと残念だった。

最後まで観たかったが、時間も遅かったので早めに会場を後にした。

 

またこんな大会があれば観に行きたい。