マーベラス 1.10
「マーベラス」(Marvelous)という女子プロレス団体がある
昔女子プロブームを起こした、長与千種さんが興した団体だ。
マーベラスを知ったのは、一昨年YouTubeで積極的に配信しているので
それを何となく観てるうちにファンになっていた。一番推してる団体でもある
今回の興行は、以前GAEAという女子プロレス団体が持っていた幻のベルトを賭けて、仙女とマーベラスのエースが戦うというのがメインイベント
後はマーベラスで流行中の色分けチームマッチが中心だ。
第一試合はマーベラスの若手マリア(Maria)VS真琴 綺麗な選手同士の対決だ
マリアは得意な関節技を使い真琴を苦しめるが、最後はベテラン真琴が見事勝利。
最後は抱き合い、なぜか一緒に客席に礼をする・・・仲いいのかな?
第二試合、永島千佳世VSハイビスカスみぃVS朱崇花 の3WAYマッチ
まずは選手の紹介から
永島千佳世、キャリア20年以上の大ベテラン。いまだに良く動ける強くて凄い人
ハイビスカスみぃ、こちらもキャリア20年以上の大ベテラン。若い頃はアップルみゆきというリングネームでアイドルレスラーとして活躍。実力はあるのだがすぐコミカルに走る困った人。
朱崇花(アスカ)、仙女で説明したと思うがもう一度。ジェンダーレスラー強い凄い
3WAYマッチも少し説明、
リングで3人が対決する。最終的に一人勝者一人敗者一人その他になる。皆勝者を目指して戦うので頭を使うプロレスになる協力、裏切りなど見ごたえある勝負
最初はみぃが蚊帳の外だったが、中盤トークでみぃが主導権を握り試合をかき乱す、まともな試合なら強い朱崇花だがみぃのコミニカルに振り回される。終盤朱崇花はムーンサルトを決めようとトップコーナで待ち構える。しかしリングでは永島がみぃからあっけなくタップを奪い試合終了。朱崇花はトップコーナでばつがわるそうにして終了。最後はレフェリーの勧めでバク転で降りてきた。
第三試合、マーベラスの井坂レオVS北村彰基(ZERO1) 男子の試合だ
北村選手は関本大介選手の発熱により急遽助っ人として登場
男子プロレスはあまり観ないので北村選手は謎の存在だ。ただ体や風格からベテランぽくて強そうな印象を受けた。
試合は北村選手がほとんど主導権を握っていたのだが、最後にレオの丸め込みが決まりレオの勝利
第四試合、門倉凛 青木いつ希VS赤井沙希 川端梨瑚 青VS赤の色対決
門倉凛、マーベラスの美人で中堅。
青木いつ希、若手で声がデカくて元気な女。門倉凛が大好き
赤井沙希、モデルみたいな美女レスラー。強い
川端梨瑚、踊って蹴れるプロレスラー。若手で美人
毎回恒例の川端梨瑚が踊りながら入場、ダンスが上手くて他の3人がイラつき始める
赤チームはコミカルに走りがちだ、今回も例にもれず遊び始める。(赤井沙希コミカルもちゃんとできるんだね)
そんな赤チームを青チーム(主に青木)が突っ込みながら試合は進む
赤井沙希は強いのだが、青木とは相性が悪いらしくあまり活躍できなかった。
川端梨瑚が今回がんばり最後にムーンサルトを決め(直前に失敗したが)赤が勝利
セミファイナル、宝山愛 岡優里佳VS渡辺智子 伊藤薫 黄VS黒の色対決
宝山愛、マーベラス新人。通称愛ちゃん急成長中
岡優里佳、仙女の新人2年生
渡辺智子、全女出身でキャリア30年オーバーの大ベテラン。大きくて自由な人
伊藤薫、同じく全女出身でキャリア30年オーバーの大ベテラン。渡辺智子とは同期でかつては全女のチャンピオン。得意技は100キロ以上の体重を利用したフットスタンプ。細かい事を気にする人
チームの体重差60キロ以上、キャリア差60年以上というどこからどう見ても不公平な試合だが、この試合新人の黄色チームがどうベテラン黒チームに対抗するかが見どころだと思う。
黄色チームはダンスパフォーマンスを披露して入場、黒チームは新調した旗を振り回して入場。
試合は予想どうり新人がベテランに振り回されて圧倒的な差で進むが、あまりの力の差をみたレフェリーが新人寄りのジャッジを始める。二人攻撃セコンド加入も黙認それでも差が埋まらず・・・しかし最後渡辺智子が遊び過ぎて自爆。黄色の勝利
最近興行に休憩が無いのでこのタイミングだと思いトイレに行く。
試合後にもワチャワチャやるのが恒例なのだが観れずに残念だ
帰ってくるとアナウンスが「これより10分間の休憩をします・・・」
どうやら長与千種の判断でメインの前に休憩を急きょ作ったようだ。後楽園の延長料金は高いみたいだがこれは良い判断だと思います。
GAEAのベルトを賭けた試合は仙女とマーベラスで半年前にしていたのだが、当時彩羽匠はケガで欠場中、結果ベルトは仙女に渡ることになった。
彩羽匠、マーベラスのエース。強くてかっこいい人で、体格も良く蹴りは抜群
橋本千紘、仙女のエース。元アマレスのトップ選手で嘘みたいに強い。通称「怪物」
この試合は他のコミカル要素の入った試合と違いシリアスだった。
彩羽匠の入場では有志が配っていたサイリウムを使った。半分以上の人がサイリウムかペンライトで赤を灯した(なぜか俺サイリウムはピンクだったが)
メインイベントにふさわしい光景だった。
橋本千紘は今回やりずらい試合だったと思う。それでも特別なコスチュームで入場して気合い入れてきたようだ
仙女も好きだが今回は彩羽匠を応援した。
序盤のレスリングやはり橋本千紘だった。彩羽匠も実力は女子プロトップレベルだと思うが橋本千紘が上手すぎる。さすがアマレス元トップ選手
そこから流れは橋本千紘だった。彩羽匠も反撃しようとするが得意技を対策され動きを封じられていた。
彩羽匠は今回大変だったと思う。得意技を対策され関節技でスタミナを奪われてしまい万策尽きたかに思えたが、打つ手は蹴りだった。橋本千紘もさすがに蹴り対策は万全ではなかった。
中盤以降徐々に彩羽匠がペースを握り始めた。が橋本千紘はものすごくタフで何度も大技を食らっても起き上がる。まさに怪物だった。
彩羽匠のランニング3を受けても立ち上がる・・・がさすがに無事では無く彩羽匠の蹴りに再び倒れもう一度ランニング3
が、・・・アクシデントか?
橋本千紘が首からマットに落ちていく。受け身がとれる状態じゃ無かった
そこでカウント3が入るも、橋本千紘が心配でそっちを注目してしまった。
幸い橋本千紘は無事みたいだ。丈夫な女だ、さすがはレスラー
そうして彩羽匠の念願のベルトを手に入れた。良かった
匠はよっぽど嬉しかったのか普段は遠慮がちにしゃべるのに、今回はずーと喋りっぱなしだった。
今回の興行は本当に来てよかった。素晴らしい興行だった。
あとベルトでマーベラスが変わるかもしれないが、しばらくは見守ろうと思った。