筑波山

筑波山といえば何を思い浮かべるだろう?

 

年配の人なら万能薬ガマの油だろうか、

 

ひと前昔なら、車で峠を攻めるシーンを思い浮かべる人もいるかも

 

大体の人は、東京から離れた小さな山を思い描くと思う。

 

筑波山とは・・・

奈良時代に作られた万葉集にも出てくる古くから親しまれた山で

標高は877mだが日本百名山の一つにも選ばれた立派な山だ。

 

ただアルプスを目指す男が登るには、あまりにも小さすぎる山だ・・・

 

まあ今回はあくまでも足慣らしの一歩、

千メートル未満の山など三段飛ばしで登ってやる

 

そんな意気込みで筑波山へ向かった。

 

筑波山は東京やつくば市の方から見ると、平野に突然山が現れるように存在している

周りに山らしい山が少ないので標高が高くは無いのだが立派な姿だ。

 

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近くのコンビニから見た筑波山

ここから見ると こんな山に登れるのだろうか? そんな気になってしまう

 

千メートル足らずの山といっても、人間は2メートル弱の体

アリが10階建てのビルに挑むようなものだろうか・・・

 

いやいや、弱気になってはいけない筑波山は子供が遠足にくる山

これが楽に登れずアルプスなんか登れるわけがない

自分を奮い立たせて登山口へ

 

筑波山はいくつかコースがある。

今回はケーブルカーの近くを通るこの「御幸ヶ原コース」を選んだ

理由は頂上まで最短の距離(2キロ)で行けるのと麓の駐車場から近いから

 

コースタイムは90分何とかなるでしょうと登り始める

 

筑波山と言えば遠足に使われる山だ。

だれもが安全に登れると思われているからだと思う

しかしだ、この「御幸ヶ原コース」思ったより道が悪いハイキングコースというより

山道というのがしっくりくる道だ。岩や石がそこら中に転がり快適ではない

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「御幸ヶ原コース」

以前知り合いの人が「登山は遠足で筑波山を登って嫌になった」っという話を思い出す

高尾山を登るようにはいかないか・・・

おまけに、梅雨明けしたばかりでこの日はとても暑い

山道は杉や雑木が茂っていて日差しはあまりないのだが、

ともかく暑く大粒の汗がしたたり落ちる

 

本当ならたくさん写真を撮ったりして筑波山の魅力を伝えたいのだが

暑すぎて、歩く、汗を拭く、水を飲む、休むの繰り返ししかできなかった。

 

・・・

展望台に着いたのは90分後であった。

なんとかコースタイムに間に合ったものの、何かする気力もなく

男体山頂上にも行かず、女体山頂上を眺めて下山を始める。

筑波山は頂上が二つあります)

 

下山は「白雲橋コース」を使った。

このコースは奇石怪石が多く写真写りが良いとこなんだが

 

 

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奇石

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奇石2

スマホをズボンのポケットに入れていたのだが

汗で画面が濡れてしまい操作不能

慌てて汗を拭きとろうとしたが、タオルは汗で濡れてる、

Tシャツやズボンなど衣服も汗で全身濡れて拭き取る事は出来なかった。

幸いスマホは丈夫な機種なので問題は無いのだが以後写真は撮れなかった。


その後もってきた水1.5リットルを飲み干しながらも無事下山出来た。

「沢にでも落ちたんですか?」ってくらい汗で全身ずぶ濡れになった。

 

筑波山は夏に登るのは大変だと気がつく

はたしてアルプスに行けるんだろうか・・・ 不安が尽きない

 

つづく